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2009年から裁判に裁判官のようなプロの眼だけではなく、一般の人々の意見も参考にして、民間人と法律のプロとの感覚の差を埋め、裁判に市民感覚を反映する目的で、民間人も参加する裁判が行われています。これは衆議院議員選挙の有権者の中から、前年の11月から12月の間にくじで選ばれますが、選ばれたら必ず参加しなければいけないというわけではありません。もちろん、基本的には参加辞退をすることはできませんが、正当な理由があれば辞退可能なのです。
主な辞退理由にあたる人としては、70歳以上の人や学生、重病やけがで入院中などの理由で参加できない人、親族の介護や育児をしている人などが該当します。しかし、これは自分がこの中に当てはまるからといって直ちに参加しなくていいとなるわけではありません。辞退する際は、辞退理由を証明する必要があります。例えば学生ならば学生証の写しを、介護者ならば診断書や介護保険の要介護認定の書類の写しなどを提出し、裁判所が辞退理由の正当性を認めるという手順が必要となります。そうすることで裁判への参加を辞退することができます。
以上のように裁判に参加できない場合は、辞退理由を証明し、許可を得る必要があります。
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裁判所からは調査票が届いた上で、裁判所に赴かなければならない期日などが記載された書簡と質問票という用紙が同封されております。
この制度は、国民に広く参加してもらうことによって成り立つ制度となりますので、法律および政令で定められている辞退理由に該当していると認められない場合はこの制度について辞退をすることは出来ません。
しかしながら法律で定められた範疇としての理由が存在する場合には、辞退を希望した上で、これを受理されることも少なからず該当しております。
上記書簡に同封されている質問票には、裁判所へ赴くことに不都合がある状態の人についての合致する条件リストが明記されており、該当者が辞退を希望するかどうかの確認を行なう為の書簡となっております。
なお、上記呼出状が送付されてくるのは基本的に裁判所に赴く日の約1ヶ月半ほど前がおおよその期間となっております。
そして、書簡受領者は自分自身が担当する可能性がある裁判に参加して対応しなくてはならず、当日は必ず裁判所に行かなくてはなりません。
審理に通常よりも期間を要すると判断される案件については2ヶ月前程度で呼出状を受理する可能性もあります。
選任手続きの期日においては書簡に相応の辞退事由を明記せずに返送した場合、該当となる裁判所の担当者が現段階の事由としては認められないと判断された場合には引き続き継続して呼出状が配達されることになります。

 

 

選ばれた場合は基本的に参加する必要がありますが、限られた事由で辞退することができます。この事由は、参加する刑事裁判に関する法律第16条第8号に規定されている政令で定めるやむを得ない事由として掲げられています。事由として、妊婦である場合、もしくは出産日より8週間の期間を経過していない場合、介護が必要であると認められる親族、又は親族以外の同居人の介護もしくは養育を行っている場合、配偶者、直系に当たる親族もしくは、兄弟姉妹、その他の同居人が重大な病気を発症し、その症状や傷害の治療のための通院、退院に付き合う必要があると認められる者、妻や娘が出産する場合にそこに立ち合う必要がある者、またはそれに伴う入院や退院に付き添う必要がある者、自らが重大な病気や傷害の場合、住所又は、居住地が裁判所の管轄外に位置する遠隔地の場合で裁判所に出頭することが困難であると認められる場合、父母の葬式の日と重なった場合や、社会生活上重要な用務があり、その用務を延期することができない場合、選ばれた者や第三者に身体上、精神上、経済上などにより不利益が生じるとされる場合に、それを認めることができる相当の理由がある場合となっています。

 

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候補者名簿に登録されても、裁判員法16条では、その辞退の申立てができることを認めています。
候補者名簿に登録されると、裁判所からその旨の通知とともに調査票が送付されますが、調査票には「就職禁止事由」や「客観的辞退理由」の有無を訊ねる欄がありますので、辞退したい場合は、こちらに辞退希望の有無や理由を記入し、裁判所に返送します。
返送後、裁判所から辞退事由が認められた場合のみ、辞退が可能となります。
つまり、裁判所に呼ばれることはありません。
ただし、実際にくじで選出され、担当の裁判が決定した場合でも、その前に必ず裁判所から呼出状とともに質問状が送付されますので、この質問状の中で辞退希望の有無や理由を記入し、返送することで、裁判所から辞退が認められる場合もあります。
では、ここでいう「客観的辞退理由」の例をいくつか挙げますと、年齢が70歳以上である人や、常時通学を要する過程に在学している学生や生徒、重い疾病や傷害のある人なとが対象となります。
また、同居する親族の介護や養育を行わなければならない人や妊娠中あるいは出産の日から8週間経過していない女性なども該当します。
ちなみに70歳以上の人と学生や生徒は、1年を通じて辞退することを申立てることが可能です。

 

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企業の社員が選出された場合には、この仕事を行なうために必要な有給休暇を取得することが法律(労働基準法第7条)で認められております。
しかしながら、上記対応の為に取得する休暇を有給休暇とするか無給休暇とするかについては基企業の判断に委ねられている為、法律による明確な取り決めは定義されておりません。
とは言ってもこの制度の元々の基本理念としては、幅広い範囲・業種の国民に参加してもらいたいという観点からなりたっておりますので、選出された企業の社員の方がスムーズに参加できるように特休配慮などによる特別な有給休暇として対応するよう、企業への配慮の案内が出ております。
上記展開により、有給休暇を取得して裁判に参加した場合は国の日当と企業給与の両方を受け取ることになる為、報酬の二重取りになるのではないか?という危惧が生じております。
ただし、これは報酬の二重取りにはならないので問題なく、1日1万円以内もしくは候補者へは1日8000円以内が支払われることが旅費などの一時金とは別支払われることになります。
この手当ての扱いは職務遂行することによって生じる損失について一定の限度以内で弁償・補償を確約するするとなっております。

 

 

これまで裁判は法律の専門家により裁かれていましたが、遅いうえに分かりにくいとの批判がありました。
そこで国民にもて参加してもらおうと考えだされました。
この制度で取り扱われる事件は、1)殺人2)強盗致傷3)危険運転致死4)現住建造物放火4)身代金誘拐5)子供に食事を与えず、放置して死亡させた等の国民の関心の高い重大な刑事事件です。
選挙権のある有権者から選ばれます。
その方法は1)裁判所ごとに候補者名簿を作ります、候補者には通知が届きます。2)事件事に候補者が選ばれます、裁判所に出頭の日時が通知されます。3)選出の為の手続きが行われます、事件についての利害関係の有無、辞退理由を聞かれます。4)最終的には残った方から抽選で6名が選ばれます。
選挙権のある人でも選出されない人がいます。
それは1)欠格自由(欠格事由)といって、義務教育を修了していない人、心身の故障の為に職務が遂行できない人です。
2)就職禁止理由といって、国会議員・国の行政機関の幹部職員・司法関係者・大学の教授・都道府県知事及び市町村長・自衛官等はその職業についていることで選出されることを禁止されています。その職から離れた場合は就職禁止理由は除かれます。
3)不適格自由とは、事件の被告人又は被害者本人・その親族は、不公平な裁判をする恐れがありますので、選出から除かれます。

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一般的に守秘義務とは通常就いている職業および職務に従事している者、もしくは過去に同様の職業や職務に従事していた者に対して、法律の規定に準じる形で特定案件として課せられた職務上知った秘密を守らねばならない義務のことを指しております。
なお、これらの上記義務について、正当な理由がない状態で知り得てしまった秘密を漏洩させてしまった場合はその義務から解任された上で、処罰の対象となってしまいます。
この罰則についてですが、6ヶ月以下の懲役刑または10万円以下の罰金として設定されているのを基として、その処罰対象によっては罰金および罰則のレベルが引き上げられて、より重い結果として展開する可能性がありますので注意が必要です。
なお、罰則ではありませんが、誓約書の作成を求められるケースもあり、内容によっては双方が合意した上で誓約書という形で連絡することになっております。
ちなみに守秘義務自体については就業規則や誓約書に定めていなくても、労働契約を実施する上での付随する義務として生じることになっている為、労働者が改めて誓約書などの作成に同意する必要はないものとなり、単に自覚を促すことに繋がるだけとなっております。

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意義としては大別して4項目あり、最高裁判所や立法担当者の見解に準じる形で取り決めされております。
【自由な意見交換を行なう場を提供する為】職務遂行後に非難されることを恐れてしまい、率直な信念をおよび意見を述べることができなくなるのを防ぐ意味合いで守秘義務を課しており、自由な意見交換を発言できるような環境づくりが必要と定義されております。
【事件関係者のプライバシーの保護】取り扱う事件の内容如何によっては、被害者および事件関係者のプライバシーに関する情報も随所に盛り込まれており、関係者にとってはプライバシー保護を基本とした権利主張により、むやみに公表されないように守秘義務が必要と判断しております。
【自身の保護】評議等を行なった際に見聞したこと、並びに自由な意見を展開することができた場合に、展開結果について第三者から意見を求められる可能性が多々あります。
上記内容を展開することによって、非難および報復の対象になってしまう危険性も存在する為、守秘義務を課したことについては事故の保身にも直結しております。
【裁判の公正や信頼の確保】判決結果における異なる見解や批判的見解を述べた場合に、実際に評議で述べた意見に対する誤解が生じたり、裁判に対する信頼が損なわれる可能性があります。
裁判の公正や信頼を確保するために、守秘義務を課す必要があるのです。

 

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2009年5月から裁判において、市民感覚を反映しようという試みがなされています。従来の裁判では、判決が市民感覚からずれていることがあり、疑問を残すこともありました。そのため、この制度は導入され、法律のプロではない一般の市民の意見も考慮することで以前の裁判にはなかった市民感覚の正当性を加えています。
このような裁判では、裁判に参加する人は衆議院選挙の有権者の中から抽選で選ばれることになりますが、参加した人の自由な意見交換の場を確保する必要があり、また、事件関係者のプライバシーを保護する必要もあります。さらに、参加した人自身の保護、裁判の公正や信頼の確保が必要です。そのため、評議の過程や評議の際の裁判官などの意見、事件関係者のプライバシーにかかわる事項などは守秘義務として外部に漏らすことは許されません。しかし、いくつかの例外はあります。たとえば、裁判官の言動や行動、裁判所の施設や雰囲気、公開の法廷で見聞きしたこと、裁判に参加した感想などは守秘義務の対象外となります。
このようにして守秘義務を設けることで様々なものを守っていますが、守秘義務は憲法で定める表現の自由の侵害に当たるのではないか、また、守秘義務を破ってしまった人に対して刑罰が重すぎるなどの議論があります。

 

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